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9月の展覧会のお知らせになります。
皆様のご来場をお待ちしております。
遊々泳々‐ゆうゆうえいえい‐ 宮﨑菖子・田村美琴
2024/8/31 (土)-9.15 (日) *月火休廊
13:00-19:00(最終日は17:00まで)
* 8月31日(土)17:00〜 Tea Partyを開催いたします。
残暑の中ですが、冷たいお茶とお菓子をご用意致します。是非、お気軽にご参加ください。
*初日よりオンラインショップをオープンいたします。
田村美琴と宮崎菖子による二人展「遊々泳々(ゆうゆうえいえい)」を開催いたします。
田村は日々の生活の中で感じた些細な出来事、その時に感じた記憶、感情を風景と滲ませて描いています。彼女の描く風景は単なる風景画というよりはより心象的で独特の切なさを帯びています。その切なさは彼女がつけるタイトルにもよく表れています。今この生きている瞬間、感じた記憶を鑑賞者自身の記憶とともに重ねてみることで新たな見え方も生まれてくるかもしれません。独特の空気感・肌感を生み出す田村の作品を是非ご覧下さい。
今展二人展では田村が新しく試みている陶器を使った小作品も複数展示致します。
一方、宮﨑は日常生活の中で日々普通に生活をする中で、絵を描いていくこと、またそれらを残していくという行為を大切にして制作しています。彼女は、田村とは違って絵を描く瞬間の思考や感情を介入させず、自らの意図とは違ったところで描くという独自のスタイルで制作しています。私自身、彼女の描いてきた痕跡と集積に不思議と魅了させられてきました。それらの描かれる支持体もいわゆる絵画でよく使われるもの(パネルやキャンバス)より、日常にありふれたもの(紙や木材、積み木)などに描かれています。是非、彼女の絵画の痕跡を辿ってみて下さい。
制作スタイルも違う二人ですが、不思議と二人の作品は溶け合います。今展ではギャラリー空間を二人の作品が遊々泳々と自由に行き来し、鑑賞者を楽しませてくれることと思います。
是非、皆様のお越しをお待ちしております。
初日には tea party を開催致します。皆様お誘い合わせの上お気軽に遊びにお越しください。
田村美琴「擬態(できない)」綿布、アクリル絵具、2024年
田村美琴「一緒に見たかった」陶、アクリル絵の具、2024年
田村美琴/TAMURA Mikoto
【プロフィール】
2001 神奈川県生まれ
2023 東京造形大学 造形学部美術学科 絵画専攻領域 卒業
2024 東京造形大学大学院 造形研究科造形専攻 美術研究領域 在学中
【展覧会(個展)】
2022 「遠くなったニュースと暗い夜、コンビニの駐車場で見える誰かの素顔」mime(東京造形大学/東京)
2023 「ZOKEI展」(東京造形大学卒業・修了制作展)東京造形大学(東京)
「手で開けた朝、閉め忘れたやみ まばたきするたびに変わってく空気」 mime(東京造形大学/東京)
【展覧会(グループ展)】
2024年 Spring selection(Gallery Dalston)
2023 「ART NAGOYA 2023」 名古屋観光ホテル(愛知)
「ひかりをつかむ」ARTDYNE(東京)
「in view」ギャラリーいちょうの木(東京)
「テイクオーバーゾーン」mime(東京造形大学/東京)
「Spiral Xmas Market 2023」SPIRAL(東京)
2024 「草葉の陰より」gallery TOWED(東京)
「る/られる」小金井アートスポット シャトー2F(東京)
「Spring selection」 Gallery Dalston(東京)
【 アワード 】
2023 「ZOKEI展」ZOKEI賞(卒業制作優秀賞)
【コンセプト】
ふと思い出す過去のこと、日常で起きた些細な出来事や小さな気づきを得た瞬間の風景を滲ませて描く。そこに自身の内側、あるいは身体の周囲で流れた時間を重ねるように描くことで、呼び起こされた記憶のなかを往来する時間や、心身と場所との物理的、精神的距離を画面に映し出すことを試みている。
宮﨑菖子「24.001」2024年
宮﨑菖子「23.017」2023年
宮﨑菖子 / MIYAZAKI Shoko
【プロフィール】
1997年 山口県生まれ
2020年 成安造形大学洋画コース卒業
2022年 武蔵野美術大学修士課程油絵コース修了
【個展】
2023年 エトセトラ(gallery Dalston/東京)
2022年 works(GALLERY b.TOKYO/東京)
2019年 横断と切断(成安造形大学ギャラリーキューブ/滋賀)
2019年 凝視(cumono gallery/京都)
【他展覧会】
2024年 Spring selection(Gallery Dalston)
2023年 いえーい(トタン/東京)
風が透る(YOD TOKYO/東京)
grid2(biscuit gallery/東京)
ARTISTS’ FAIR KYOTO2023(京都文化博物館)
2022年 うつつの暇(gallery TOWED/東京)
【受賞歴】
2024年 FACE2024 審査員特別賞
2024年 京都府新鋭選抜展2024(京都文化博物館)
2022年 Idemitsu Art Award2022 入選
【ステイトメント】
何かを表現したり伝えたりする以前の、ただ絵を描くということ、何かを残していく行為として制作を行う。描くことや、描いたものを観せることに必要以上の意味を不随させずに、ただ描かれた痕跡として、絵がそこにあるということが重要だと考えている。絵を描く瞬間の思考や感情を介入させずに、自らの意図とは離れた場所で作品を成立させたい。
ー積み重なる地点ー
柴田貴史・松山五番街・ぽち
2024/9/24 (火)-10.6 (日) *月曜休廊
13:00-19:00(最終日は17:00まで)
*初日よりオンラインショップをオープンいたします。
柴田貴史と松山五番街とイラストレーターぽちによる三人展「ー積み重なる地点ー」を開催いたします。
懐かしさ、郷愁、夢想の世界などそれぞれに浸れる世界観があります。3名それぞれの積み重なる地点を是非ご高覧頂けたら幸いです。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
柴田貴史「世界のお庭II」H318×W410mm 油彩 キャンバス 2024年
柴田貴史 / SHIBATA Takashi
【プロフィール】
1984年 栃木県生まれ
2007年 桜美林大学国際学部国際学科卒
【展覧会】
(個展)
2024年 いつか流れ星になってしまうこの星で (SAN-AI GALLERY/東京)
よなよな (ART HOUSE/大阪)
2023年 みんな星を見てる (SAN-AI GALLERY/東京)
2022年 真夜中 (DORADO GALLERY/東京)
(グループ展)
2024年 KONSHIN (gallery UG Tennoz/東京)
ほりたよしか Enjoy! Aging! コラボ!コラボ!コラボ! (PARK HOTEL TOKYO/東京)
いんすぴ これやん展 vol.5 (PARK HOTEL TOKYO/東京)
meets! art 2024 (グローバルゲート/名古屋)
Mango art festival (River city BANGKOK/タイ)
ROAD to A2A (A2A Gallery/東京)
ねこ会議 (REIJINSHA GALLERY/東京)
2023年 台中藝術博覧會 (The Lin Hotel/台中)
银装素裹~日本艺术家联展~ (BEIJING 798/北京)
これやん いんすぴ展vol.4 (PARK HOTEL TO KYO/東京)
池袋アートギャザリング 2023 (東京藝術劇場/東京)
コンシン展 (gallrey UG/東京)
A4 Wall matsuya Ginza (松屋銀座3階/東京)
2022年 柴田菜月・柴田貴史 二人展 (Karuizawa new art museum/軽井沢)
【受賞歴】
2023年 池袋アートギャザリング2023 奨励賞
2021年 Independent Tokyo 2021 審査員特別賞
2020年 第72回 栃木芸術祭美術展 奨励賞
【ステイトメント】
真夜中のカーテンの向こう側をテーマに油彩で制作をしています。
もしかしたらカーテンの向こう側は世界が一変しているかもしれない。
子供の頃そんな風に考えて眠れなかった真夜中の世界が、カーテンの向こう側に今もまだあったらと制作しています。
紛争や災害など目に映る世界が辛い現実ばかりなので、作品の中だけでも子供の頃に夢を見た優しい世界をいつまでも描いていきたいです。
松山五番街
松山五番街
細さ0.1mmほどの細密な線で積み重なる街を紡ぐアクリル画家。
ペンテラの画法のエッセンスも取り入れハッチングやなどを駆使し日々描き続けている。
【プロフィール】
2018年 武蔵野美術大学大学院修了
【展覧会】
2019年 INTERART7にて個展(東京、日本橋)
2020年 GalleryTK2 にて個展(東京、日本橋)
三越アートゲートプログラムオークション入選、出展(東京)
2021年 GalleryTK2にて個展(東京、日本橋)
金魚空間にて出展(台湾)
2022年 アートフェア東京出展
日本橋三越にて出展(東京)
GalleryTK2にて個展(東京、 日本橋)
2023年 日本橋三越にて出展(東京)
アートフェア東京出展
GalleryTK2にて個展(東京、 日本橋)
Gallery Dalstonにてグループ展出展(東京、清澄白河)
2024年 GalleryFieldにて出展(東 京、江戸川橋)
台湾芸術博覧会出展(台湾))
【紙面掲載】
2020年 月刊美術デビュー 入選
2021年 美術雑誌月刊アートコレクター紙面にて完売作家特集掲載
【コンセプト】
作品内のところ狭しと積み重なる建物と植物と水からなるランドスケープは作家が構築した想像の場所だがどこか懐かしさを感じさせる。
町も人も過去には戻れないが思い返すと色んなことがあった、こんな場所があったと懐かしむことができる。
どこか自分のことではないような懐かしさが積み重なり今を造っている。
作家自身が作品を見返した時、この建物を描いた時あんなことがあったと直接的には関係のない現実をリンクさせて思いだしたりする。
その時たしかにこの記憶は自分の記憶だと認識できたりもする。
作品の空想の街が誰かが何かを感じたり、懐かしんだりできる誰かの癒しになればと思う。
ぽち「今年も夏がやってきた!」A3 デジタル(ジークレー複製原画)2024年
ぽち twitter : poti1990
【プロフィール】
1990年大阪府生まれ。
普通科大学に在学中から独学で技術を学び、自治体職員と風景イラストレーターを兼業ののちに独立。
イラストレーターの活動と並行して、2010年以降創作世界「廃坑の街」の情景を描き続けている。
【個展】
2019年 「暮らし灯る街角から」古民家茶屋花乃舎(兵庫)
2022年 「灯陽の街角にて」土筆GALLARY(愛知)
【グループ展・アートフェア】
2019年「アートフェス鎌倉」アイザ鎌倉(神奈川)
「2週間展」ミレージャギャラリー(東京)
「一期一会展」KIFORK AKIHABARA(東京)
「東京展コミックアート in 南牧村 18人の若き絵師たちの競演」南牧村美術民俗資料館(長野)
2020年「2週間展」ミレージャギャラリー(東京)
2021年「つくしブックカバー展」土筆GALLARY(愛知)
2022年「2週間展」ミレージャギャラリー(東京)
2023年「2週間展」ミレージャギャラリー(東京)
2024年「FIREFLY ACG FESTIVAL」广州保利世贸博览馆(中国・広州)
「2週間展」ミレージャギャラリー(東京)
「夏色ハーモニー」ギャラリー自由が丘(東京)
【受賞歴】
2022年「第48回美術の祭典-東京展-」奨励賞
【画集】
2018年「廃坑の街 ぽち作品集&作画テクニック」(玄光社)
【コンセプト】
幼い頃夕暮れの高架線を走る京阪電車の車窓から見た、無限に広がる屋根の絨毯とそこに毛細血管のように広がる温かい街灯りの記憶。
転勤族の家庭育ちで「故郷」を渇望していた自分にとり、この記憶の原風景が自然に形となったのが、「人の暮らしの温かさ」をテーマに14年描き続けている創作世界「廃坑の街」です。
街は、何百年何千年もの長い長い人の暮らしの積層の上に成り立っていて、その歴史の地層こそが、そこに生きた人々の様々な想いが今を生きる人の暮らしと重なり、そしてまた次の世代へと受け継がれていく「街の生命」そのものだと思います。
こうした連綿と続く人々の暮らしの温かさを、絵画という想像の窓の向こうに広がる街に灯し続けていきたいし、いつか振り返った時にその窓の向うに灯る数々の灯が私の故郷となっていると信じています。