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二人展 「円と渦」
宮間夕子・羽田野令也
2024年1月13日(土)− 1月28日(日)*月火休廊
13:00〜19:00 (最終日のみ17:00まで)
皆様のご来場をお待ちしております。
宮間夕子は日本やアジアを中心とする神や神獣をモチーフとして目に見えない神々の存在を独自の視点でエネルギッシュに描いています。宮間が描く獣や妖怪は畏れ敬うような化身でもあり、それらは太古の昔から続く神々との繋がりでもありました。現在では、そうした信仰が薄れつつありますが、彼女の作品を通して、古来の大切な思想や豊かな心を胸に刻む機会となりましたら幸いです。
また一方、羽田野令也は古代の東アジアの歴史を紐解きながら、人類 学や古代の信仰をもとにプリミティブなエネルギーで描いています。羽田野は実際に描く際に使う絵の具を出身地である奈良県の河原や、遺跡発掘の仕事で採集した岩石を自身の手で砕き、顔料にしています。石を砕き、顔料とする過程と行為は羽田野にとって人類のプリミティブな部分に近づく一つとして大切にしている要素です。精霊やアミニズムの精神性を大切に見えないエネルギーを神格化させています。
新年を祝うこの時期に、是非二人の交錯するアミニズムの世界観をご覧下さい。
*作品のプライスリストをご希望の方はメールにてご連絡ください。
展示期間より1週間あたりを目安お送り致します。
*又、期間中オンラインショップでの作品販売も致します。
宮間夕子 / Yuko Miyama
【プロフィール】
1987 神奈川県生まれ
2012 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科卒業
【主な個展】
2023 「碧玉色のコトダマ」石川画廊(東京)
2022 「ケモノと神話」 ヒルトピアアートスクエア(東京)
2022 「日を照らす」 MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
2021 「ハレ宿る」 MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
【主なグループ展】
2023 「ART SHOW GINZA ONBEAT×MITSUKOSHI」銀座三越(東京)
「ART SESSION」銀座蔦屋書店(東京)
「もののけ展」 大丸東京店(東京)
「ART MARKET TENNOZ 2023」 WHAT CAFE(東京)
2022 「ARTtober」 石川画廊(東京)
「MINI○展」Sansiao Gallery/MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
2017 「MEMENTO」 Sansiao Gallery Hong Kong(香港)
「ART OSAKA 2017」 HOTEL GRANVIA OSAKA(大阪)
【主な受賞歴】
2013 トーキョーワンダーウォール 入選
2012 武蔵野美術大学卒業制作優秀賞 受賞
【コンセプト】
日本やアジアに広がる神や神獣をモチーフに目に見えない存在やエネルギーを独自の視点で視覚化させ表現しています。私が描く目に見えない存在、神秘の力は自然崇拝(アニミズム)やアジアの神話、思想が根底にあります。
人間と目に見えない存在が寄り添っていた時代から文化が発展し、その存在はあまり意識されなくなりました。だからこそアートを通して目に見えない存在を身近に感じてもらえるように表現していきたいと考えています。
「昇る日輪」H53.0×W45.5cm 油彩、水彩、アクリル、木パネル、2023年
「喜びの舞い」 45.5×38.0cm 油彩、 水彩、アクリル、木パネル、2023年
羽田野令也 / Reiya Hatano
【プロフィール】
1994年奈良県生まれ
2017年大阪芸術大学卒業
【主な展示歴】
2019 ・Independent Tokyo 2019(ヒューリックホール)
2020 ・MONSTER EXHIBITION 2020 (渋谷ヒカリエ 8/COURT) 入賞
2021 ・第一回 ARTIST NEW GATE 最終審査展(Gallery Seek) 入選
・いい芽ふくら芽 in Tokyo 2021 (松坂屋上野店)
・SICF22(スパイラル)
・Monster Exhibition (Galerie Grand E'terna / フランス・パリ)
2022 ・KOWAII vol.XII(新井画廊)
・SMASH HITS 03 from ONBEAT (YUGEN Gallery)
2023 ・SMASH HITS 04 from ONBEAT (AFRODE CLINIC)
・空想動物図鑑(松坂屋 上野店)
・Independent Tokyo 2023 ( 東京ポートシティ竹芝)
・空想動物図鑑(ジュンク堂 福岡店)
その他
2019 ・ホテル客室内壁画制作(Yolo Hotel Museum)
2020 ・壁画制作 (ボードゲームカフェでんでん虫)
2022 ・バイリンガル美術情報誌 ONBEAT vol.17 若手作家特集作品掲載
【コンセプト】
主にアジア圏を中心とした古代の芸術や文化、信仰をテーマにそこに漂うプリミティブな気配や生命力などの目には見えない存在を表現することを探求しながら制作しています。
また、作品に使用している岩絵具は、奈良の河原や遺跡発掘のアルバイトで採集した岩石を用いた自作の岩絵具です。
機械を使わずにただひたすら石を砕いて顔料にしていく過程や行為。そして自作ならではの粒子のばらつきによるジャリジャリした質感は「絵を描く」という行為の根源的なものの一端に触れているのではないか。と個人的に考えており、画材として使用しています。
「無名」(unknown) H652×W530㎜ 木製パネル、岩絵具、バーニッシュ 2023
「無名」(unknown) H530×W410㎜ 木製パネル、岩絵具、バーニッシュ 2023