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松戸ひとみ 個展​ あなたがわざわざ言わないこと』

2025.4.8(火)ー4.13(日) 

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​13:00ー19:00(最終日18:00)

松戸さんのドローイング作品には繊細で抒情的な趣きがあります。

フィンランドでの滞在制作や日本での日々の暮らしの中で感じた微細な記憶を丁寧に掬い取り、景色や雨音、空気感をまとわせ、幽玄な作品世界へと誘ってくれます。又、透写紙を支持体としたドローイングには奥ゆかしさと儚さがあり、より神秘的な作品世界を魅せてくれます。

春の散歩をするような心持ちでお気軽にご高覧頂けたら幸いです。

​皆様のお越しをお待ちしております。

【アーティストステイトメント】

フィンランドで1ヶ月間のオフライン生活を送っていた間、普段ならわざわざ表現することもない、とりとめのない些細な、しかし確実に心の琴線を震わせているものごとを日記のように描き綴っていた。

それらのドローイングを繋げてみると、知覚の偏りが白状されていて「これは私のUmwelt(環世界)だ」と、ドキリとした。

今回の展示では、「Umwelt(環世界)」をテーマとし、フィンランドと日本それぞれで制作したドローイング群を展示します。Umwelt(環世界)とは、ドイツの生物学者ユクスキュル(Jakob Johann Baron von Uexküll 1864-1944)が提唱した、生物はみな種特有の異なる知覚によって世界を捉えていることを説明した概念です。生物種間のみならず、私たち人間の知覚する世界は個人毎に大きく異なり、「私には世界がこう見えている」と表現することはそれだけで意義があると感じています。

透写紙を支持体としたドローイング群は、環境によって表情がうつろい、個人の世界に対する知覚の不確かさ、心もとなさを表現しています。

「あなたがわざわざ言わないこと」が何らかの形で表現されるきっかけとなれば幸いです。

Sunshower」透写紙・色鉛筆・オイルパステル,W55×H85 (mm),2024

Umwelt」透写紙・色鉛筆・ミシン糸,W114×H140 (mm),2024

松戸 ひとみ /  Hitomi Matsudo プロフィール

 

1985 千葉県生まれ

2016 マツドランドスケープ設立(庭・ランドスケープ設計)現在に至る

2021 早稲田大学芸術学校 建築都市設計科 卒業

2024 フィンランドでのアーティスト・イン・レジデンス参加をきっかけにドローイング制作を開始

 

【EVENT】

2022 『トクトクトナル』ラフォーレ原宿 be at tokyo コンテンポラリーダンスの舞台美術制作

2024 アーティスト・イン・レジデンス『Back to basic』参加(Arteles/フィンランド)

 

【AWARD】

2020 第54回 日本サインデザイン賞 入選

2021 Art and Architecture School of Waseda University  Project Review 古谷 誠章賞

2023 グッドデザイン賞(デザイナーとしてプロジェクト参加 受賞番号 23G151196)

Gallery Dalston

〒130-0023 東京都墨田区立川1-11-2

Tel :080‐6108‐9556 (久保)

​gallerydalston.jpn@gmail.com

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