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Meteorology of  Tears  ‐泣くことの気象学‐

宮森みどり 個展

2026.2. 14 (sat) - 2.22 (sun) 

13:00-19:00 (Last day -17:00)

《パフォーマンス時間帯》

*2.15(日),  17(火),18(水),19(木),20(金)17:00~ 

*2.22(日)報告会&クロージングイベント

この度、宮森みどりさんの個展を開催致します。

パフォーマンスを主体とした作品展開となり、弊ギャラリーでは初の試みとなります。

​パフォーマンス見学のご予約は下記より承っております。是非、この機会にご高覧ください。

Day1,8のご予約はこちら

https://meteorologyoftears.peatix.com/

【プロフィール】

 

宮森みどり

1997年生まれ、東京都在住

東京藝術大学 美術研究科 博士後期課程 在籍。

 

東京を拠点に活動をしている。

身体を使った上演作品や、インスタレーションの中で行うパフォーマンスを中心に制作。

これまでに、個展「Anna」(2023)、

公演「Trace a Day vol.02 IT企業勤務 会社員」(2024)を開催。

パフォーマンスアートプロジェクト「Responding7」(2025)、

アーティストインレジデンス「Echoes of Voice at COURTYARD HIROO」(2025)参加アーティスト。

A - TOM ART AWARD 2024 受賞。

to labor, to keep|働く、維持する

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to chat, to drink beer, to go home|喋る、ビールを飲む、帰る

​【ステイトメント】

涙が流れるその時に、この世界との摩擦、この世界との関わりの中で感じた痛みのことを思う。けれど、この世界のことは、注視しようとするほどよく分からなくなる。私はどうすればいいのかを考えるための前提が、どこにもないような気分になる。それでも、私の目から流れ落ちる涙だけは、この身体が反応していることを教えてくれる。この涙を観測したときだけは、私の身に確かに何かが起きていることを知らせてくれるように思える。本企画では、泣くことを感情の話へと結びつけるのではなく、出来事と身体のあいだに生じる「気象」として捉えてみる。その現象をパフォーマンスとして立ち上げ、実験と呼んでみる。
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ある朝、わたしは涙を流していた。朝までカラオケで歌ったり、うたた寝をして過ごした後の朝、新宿の喫煙所で。大きなあくびをしながら、昔流行ったラブソングの意味が突然理解できたような気分になり、ずいぶん前に付き合っていた人のことを思い出していた。そのとき手にしていたスマートフォンの画面には、いま大切に思っている人とやり取りしたメッセージが開かれていた。
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ある夜、誰かが涙を流していた。おそらくその人のものであろう住宅の玄関先で。すごく寒い夜だった。わたしは何を言っていいかわからなかったし、言葉を掛ける気分にもなれなかった。ただ、その人の身体が震えていることだけはよくわかった。温かい飲み物を渡し、その場を去った。その人は背中を震わせながら、本に書かれた文字の上に目を滑らせていた。
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観測:渋革まろん

昨年末、宮森から「観測」の依頼をされた。気象の変化を観測するように会期中に起こる変化を観測して欲しいとのことだった。私は批評の立場からパフォーマンスに関わってきたが、そのことと「観測」は何が違うんですかと間の抜けた疑問を抱きつつ、この依頼を引き受ければ私の身体は無色透明でいられなくなるだろうと考えていた。気温、湿度、気圧、風速など複数の要因が絡まり合い、成長した雨雲からはその大気が抱えきれなくなった水分が雨粒として落ちてくる。世界と身体の摩擦がある臨界点を超えたとき、涙は身体を取り巻く無数の関係と環境のゆらぎを宿して流れる。だとするならば、その環境にひとつの様相として織り込まれ、もはや部外者の顔をしていられなくなったまなざしは、どのようなゆらぎのうちでそこに循環する世界の摩擦を観測することになるのだろう?

Gallery Dalston

〒130-0023 東京都墨田区立川1-11-2

Tel :080‐6108‐9556 (久保)

​gallerydalston.jpn@gmail.com

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