
平野将麻 "循環のレンジ”
2025.9.16(火)-9.21(日)
13:00-19:00 (Last day -17:00)
平野将麻/Shoma Hirano
【プロフィール】
2000年、宮城県出身。
東北芸術工科大学を中退後、宮城県石巻市を拠点にアーティスト活動を始める。絵画や詩、その他様々な表現方法を用いて、世界の見方や他者と自己の関係性を探求し、新たな可能性を示すことを主なテーマに作品の制作、発表を行ってきた。2025年6月より拠点を千葉に移し、制作活動を行っている。また、アーティストのさいとうえなと共にユニット"ネウ"としても活動中。
主な個展
2025年(旧観慶丸商店,宮城県石巻市)「憑依/回遊」
2024年 (THE ROOMERS' GARDEN,宮城県石巻市)「subliminal horse」
2023-24年(塩釜水産仲卸市場,宮城県塩竈市)「いまここにいる、わたし(たち)へ」
主なグループ展
2024年(THE ROOMERS'GARDEN,宮城県石巻市)「ビオトープ・ランデヴー」
2023年(石巻のキワマリ荘,宮城県石巻市)「elements」
2022年(ファウストギャラリー,高知県高知市)「南海トラフで芸術は死にますか?」
【ステートメント】
最近、世界の循環について考えている。
有機物、無機物、何物であってもこの世界にあるものたちは循環しているように感じているのだが、それは私たちからはっきりと知覚できるものではない。また、世の循環の流れの中には私自身、そしてその他の人々も含まれていると考えているのだが、それさえも容易に知覚できるものではない。
私は、この大きな循環の流れに思いを馳せ、私の外側から内側へ流れ込んできたものの昇華を行い、また外側へと送り出したいという望みがある。つまりはこの大きな循環の流れを、そして私自身が世の循環の一部であるということを、より知覚可能にしたいということでもある。これが制作活動の動機であることに気がつき始めている今日、制作した作品を世に開き、新たな価値観や世界の見方が見出されたとき、それが現れた展覧会場という場所は、少しでも循環の知覚が可能な空間となり得るのではないだろうか。

平野将麻「ならす」P3(190×273mm)、キャンバスにアクリル、ペン、鉛筆、パステル