
CONNIE MAKITA 個展
「愛 MEANS LOVE」ニューヨークで出会った日本語タトゥー集
8.19(火)ー8.24(日)
13:00-19:00 (Last day -17:00)
*Closing Reception 8.23(土) 16:00-20:00
どなたでもお気軽にお越し下さい。
CONNIE MAKITA
【プロフィール】 槙田コニー
横浜市生まれ。パチンコ、カラオケ、風俗街のど真ん中に佇む一軒家で育つ。18歳で渡米し、ニューヨーク州の田舎町にあるコーネル大学で美術を学ぶ。卒業後はニューヨーク・マンハッタンでグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活動。
複雑な人種問題が根強く残るアメリカで暮らす中で、「日本育ちの日系人」としての自分のアイデンティティについて深く考えるようになる。「アジア人」であることへの偏見や、差別的な社会構造を日々観察し、学ぶ。
2017年に独立。以来、文化が交わる際に生まれる個人の独自性や、文化の盗用、人種差別などをテーマに作品を制作している。
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【ステイトメント】
私はニューヨークに住んでおり、街中で日本語のタトゥーをよく見かけます。「天使」「ドラマー」「武士道」「力」「安」など、さまざまな言葉を目にしてきました。日本社会では、刺青は一般的に忌避されがちですが、アメリカでは若者から高齢者まで、とてもカジュアルにタトゥーを入れています。
日本人である私は、最初の頃、日本語のタトゥーを入れているアメリカ人に対して、なかなか受け入れがたい気持ちを抱いていました。
2年前の夏、ニューヨーク市内の公園で、「ローズ」と腕に入れたとても素敵なお母さんを見かけました。思い切って話しかけてみると、「ローズ」は娘さんの名前だと教えてくれました。娘のことを話す彼女の目は、愛に満ちあふれていました。
その出会いをきっかけに、ずっと心の奥で気になっていた「日本語タトゥー」というテーマで、何か作品を作りたいと思うようになりました。アメリカ人はそれぞれ、大切な人や価値観、愛してやまないものを、なぜ日本語で刻もうとするのか。
今回の展示では、ニューヨークで出会った10人のポートレートとインタビューを紹介します。
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